大和地方には中世までにはすでに寺社の祭器用の土器を焼く窯があったとされ、それが今の奈良県の窯業のルーツと考えられています。天正13年(1585年)に郡山城に入った豊臣秀長が常滑から陶工を招き、新たに窯を開き、製陶させました。正保年間(1644~48年)には、京都から野々村仁清(ののむらにんせい)が奈良に立ち寄り、茶器や皿などの製法を伝え、小堀遠州(こぼりえんしゅう)が「遠州七窯」のひとつに数えたともいわれています。
江戸時代の享保年間(1716~36年)に、郡山藩主・柳沢保光(号・堯山(ぎょうざん))が御用窯を開き、製陶を奨励しました。天保年間(1830~44年)に登場した奥田木白は、赤膚焼の中興の祖とされます。
現在はこれらの伝統の上に新境地を求める作家が輩出して、用途も茶器から花器等へと広まっております。
窯業部会会員名簿
会員名 | 代表者名 | 住所 | TEL FAX | 適用 |
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井倉敏夫 | 〒630-1231 奈良市柳生下町397 | 0742-94-0154 0742-94-0154 | 柳生焼 | |
井倉幸太郎 | 〒630-1231 奈良市柳生下町397 | 0742-94-0154 0742-94-0154 | 柳生焼 | |
大塩昭山 | 〒631-0052 奈良市中町4953 | 0742-45-0408 0742-47-1678 | 赤膚焼 | |
大塩恵旦 | 〒630-8042 奈良市西の京町215-1 | 0743-78-1833 0742-41-0657 | 赤膚焼 | |
大塩玉泉窯 | 大塩順子 | 〒631-0052 奈良市中町4945 | 0742-45-1806 0742-45-1806 | 赤膚焼 |
大塩正人 | 〒630-8035 奈良市赤膚町1051-2 | 0742-45-4100 0742-46-9955 | 赤膚焼 | |
小川二楽 | 〒639-1013 大和郡山市朝日町4-18 | 0743-52-3274 0743-52-1963 | 赤膚焼 | |
尾西楽齋 | 〒639-1132 大和郡山市高田町117 | 0743-52-3323 0743-52-2447 | 赤膚焼 | |
大前芳春 | 〒633-0423 宇陀郡室生区大字田口元角川394 | 0745-93-2760 | 無双窯 | |
竹井耀齋 | 〒630-1123 奈良市生琉里町130-2 | 0742-95-0705 0742-92-0705 | 墾る窯 | |
寧屋工房 | 武田高明 | 〒630-8384 奈良市芝新屋町18 | 0742-23-3110 0742-23-3119 | 陶芸 |
西祐摂 | 〒639-1021 大和郡山市新木町135-1 | 0743-52-4314 0743-52-4314 | 蘆廼瀬窯 | |
古瀬堯三 | 〒630-8035 奈良市赤膚町1049 | 0742-45-4517 0742-45-6726 | 赤膚焼 | |
松本政昭 | 〒631-0033 奈良市あやめ池南6丁目6−48 泉窯陶芸教室 | 090-2613-5322 0595-23-5372 | 泉窯 |
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